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事務指定講習(eラーニング講習)の進め方①

 約4か月間で実施する通信指導過程を無事終了した後は、eラーニング講習を受講することになる。以下は、令和6年に私が実際に受講した内容について、個人的な感想も交えて紹介したい。

 まず、7月上旬にログインIDやパスワード、パソコンの操作方法等が記載された書類一式が全国社会保険労務士会連合会から郵送される。eラーニングの操作方法については特段難しい点はなく、かつ、例えば各科目の受講状況も明瞭に確認することができるなどしっかりしたシステムである。

 講習は7月12日(金)から受講可能であり、講義時間は合計8科目(労働基準法及び労働安全衛生法、労災保険法、雇用保険法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法、年金裁定請求等の手続)について1科目当たり約3時間である。科目内容は、社労士試験の科目と概ね同じであるが、一般常識系(労働・社会保険)の2科目がないことと、年金裁定請求等の手続に関して国民年金法・厚生年金保険法とは別個の科目として位置づけられている点などが異なる。この点については、事務指定講習が実務経験の修得を目的としている点に鑑みれば順当と言えるだろう。

 しかし講義内容は、端的に言えば社労士試験の出題範囲の一部を復習するような内容が多かった。既に直前の社労士試験の受験から1年近くが経過しており、その時に学習した知識を思い起こすという点においては一定の意義はあるかもしれない。だが、前述の通り本講習は実務経験がない社労士試験合格者を主な対象としていることから、当然その講義内容も実務色の強い内容がメインではないかと考えていたので、この点は大変意外であった。あくまで私見であるが、私のような実務未経験者がこの講習のみをもって独立開業した場合、(顧客獲得という営業面以外の)実務面において予想以上の困難に直面する可能性が高いだろう。

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