1. HOME
  2. ニュース
  3. 東京都社会保険労務士会が実施する実務修習講座

NEWS

お知らせ

その他

東京都社会保険労務士会が実施する実務修習講座

 東京都社会保険労務士会では、今後社労士の業務を行う上で必要とされる実践的な実務を修習することを目的として、毎年「実務修習講座」を開催している。

 具体的には、4月から翌年3月までの1年間に亘って各月1科目、実務に必要な全12科目を修習していく内容であり、主として新入会員及び新規開業会員を対象者として、集合型研修とeラーニング配信の併用開催により講義・演習・解説が実施される。

 私が社労士として登録してから約9か月が経過したものの、現在社労士実務には携わっていないため、社労士試験の受験勉強や事務指定講習を通じて学んだ知識もかなりあやふやになっている。こうした知識の再整理・確認にあたって有益であろうと考え、既に第1回の労働保険年度更新講座をeラーニングで受講し、第2回の社会保険算定基礎届講座及び第3回の社会保険(健康保険・厚生年金) 適用関係講座の申込みを済ませたところである。あくまで推測であるが、受講者層として想定される新規開業予定者のみならず、私のような動機で本講座を受講する会員も多数存在することだろう。

 さて、第1回の受講を終えた感想としては、受講料(eラーニング配信でテキストをデータ受け取りとした場合には1回当たり1,650円)を上回る価値は十分あったと確信している。その理由としては、まず講義に関して講師の実務に基づく話を聞くことができたという点が挙げられる。具体的な内容は割愛するが、多数ある論点の中でも実務上の頻出論点に的を絞った講義は、実務経験がほぼゼロの会員にとっては大変有難い。

 次に、演習の時間が設けられている点も大きい。通常の座学研修であると途中で集中力が散漫になってしまうことも起こり得るが、演習で実際に頭を使って手を動かすことでそうしたリスクが軽減され、かつ一層実務に即した知識を得ることが期待できる。そして最後に、東京税理士会が実施するマルチメディア研修は原則無料であるが、本講座は有料研修であるため、対価に見合った成果を得ようという気持ちがより強く作用したことも否定できない。社労士会が実施する研修は有料研修が多いという点については、入会直後に知ってやや驚いたのだが、民間企業が実施する研修に比べればリーズナブルな料金であると思われ、前述の通り研修に臨む意識を高めてくれるという効果が期待できるため、むしろプラスとして考えて良いかもしれない。

 まだ全体の12分の1を終えたばかりであるが、現在のモチベーションを1年間維持していくことで社労士にとって必要な知識をブラッシュアップしていきたい。

最新記事

料金プラン(法人)

料金プラン(個人)

料金プラン(法人・個人)