1. HOME
  2. ニュース
  3. 社会保険労務士試験受験までの経緯

NEWS

お知らせ

その他

社会保険労務士試験受験までの経緯

 今後しばらくの間は、一昨年から昨年にかけて私が受験した社会保険労務士(以下「社労士」と呼ぶ)試験の特徴や学習方法、そして試験合格後の流れなどについて紹介していくので、今後受験予定又は受験を検討されている方の参考になれば幸いである。

 社労士は労務管理のエキスパートであり、その業務範囲は社会保険に関する届出書類の作成や提出代行、賃金台帳や就業規則の作成、助成金の申請代行など幅広い分野に及ぶ。私が社労士の存在を知ったのは学生時代までさかのぼり、そのきっかけは私の友人の父親が、同資格の取得を目指して勤務先を早期退職したという話を耳にした時であった。その後社会人になってからも、私の知人・友人のうち数名が社労士試験にチャレンジしたり、或いは仕事や各種交流会の場で社労士に出会う機会もあったなど、社労士との接点は比較的多かったと言える。しかし、私自身は社労士に興味を示すことなく、20代では当時従事していた業務との関係が深かった中小企業診断士、30代では現在の職業である税理士資格をそれぞれ取得し、その後税理士事務所を開業した。

 税理士はあくまで税の専門家であり、社会保険業務にかかわることは法令上禁止されている。だが、特に社労士と顧問契約を締結していない関与先事業所からは、社会保険業務が絡むテーマについて質問や相談を受けることが頻繁にあった。その際には例えば提携社労士を紹介するなど、各テーマに強い専門家をタイムリーに紹介することは順当な対応ではあるが、と同時に紹介に際してある程度の予備知識があれば、一層円滑な橋渡しが可能であるとも感じていた。開業以来様々な質問を受けたことで得られた知識も少なくなかったが、体系的な理解には程遠い。無論市販の実務書で学ぼうとも考えたが、日々の業務や趣味の旅行などでなかなか時間が取れず、またそれを言い訳にしながら数年に亘ってこうしたモヤモヤを抱えながらも特段何もせず、令和2年のコロナ禍を迎えた。

 コロナ禍で海外旅行が現実的に困難となり、せめて旅行気分だけでも味わおうと始めたのが「世界遺産検定」という検定試験の受検であった。そして令和2~3年にかけて2級→1級と合格し、令和3年分の所得税等の確定申告業務が終了した令和4年3月下旬に関与先から受けた相談をきっかけに、ふと社労士試験のことを思い出した。コロナはオミクロン株が主流となり、重症化率は低下しているものの相変わらず感染者数は高止まっており、しばらく海外には行けそうにない。であれば、試験日は8月下旬であるので残り5か月しかないが、世界遺産検定合格の余勢でチャレンジしてみても良いかもしれないと考えた上で学習を開始した。

最新記事

料金プラン(法人)

料金プラン(個人)

料金プラン(法人・個人)