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中小企業診断士とは

 先日、知人より「中小企業診断士とは何をするのか?」という非常に漠然とした質問を受けた。
 まず、中小企業診断士の一般的な知名度は、税理士や弁護士など他の士業名と比べて低いと考えられ、そもそもこれが国家資格であることを知る人も決して多くはないであろう。ちなみに、私が中小企業診断士資格を取得したのは平成13年。現在の税理士事務所開業より遥かに前、税理士やその試験制度に関する知識、そして受験しようという気持ちなど全く持ち合わせていない団体勤務時代までさかのぼる。なお、当時の試験は今の試験制度とは全く異なり、部門が商業・工業・情報の3部門に分かれていたいわゆる旧制度の時代であった。
 今回に限らず、これまでにこの質問を受けたことは過去に何度もあり、その度に説明を行うわけであるが、その度に何かしっくり来ない感じがあり、今回も同様であった。その理由は一重に中小企業診断士の活動フィールドの広さであろう。
 冒頭の問いに対して極めて簡潔に回答するならば、「中小企業を取り巻く様々な課題に対して診断やアドバイスを行う専門家」となるだろう(法律上の根拠も交えた具体的な説明については、中小企業診断協会などのホームページを参照)。そしてこの様々な課題には、経営企画・財務管理・マーケティング・労務管理・知的財産など極めて多岐に亘り、それらについて中小企業診断士が専門的な知識を活用、又は他の専門家や行政・企業・団体等と連携して課題解決を図っていく。この業務範囲の広さ、そして多様な関係者との連携による業務遂行、の2点が大きな特色と言えよう。
 国家資格特有の「独占業務」という観点で見た場合、中小企業診断士は他の士業と比べてその範囲が極めて限定されている。しかし、他の士業にはない強みを最大限活用して、扇の要として中小企業の抱える多様な課題解決を図っていくことが今後益々期待されるものと考えられる。

足立区の中野浩志税理士事務所

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