東京都中小企業振興公社が感染症対策事業を実施中
東京都中小企業振興公社では現在、東京都内の中小企業者等による新型コロナウィルス感染拡大予防のために行う取り組み費用の一部を助成することにより、その経済活動の推進に寄与することを目的とした「感染症対策サポート助成事業」を実施している。
本事業は、備品購入費、内装・設備工事費に対する助成を行う「備品購入、内装・設備工事コース」と、CO2濃度測定器やアクリル板など指定する消耗品の購入費に対して助成を行う「消耗品購入コース」の2種類があるが、以下は前者に絞ってその概要を説明していきたい。
まず助成対象者は、都内中小企業者(会社及び個人事業者)、一般社団・財団法人、特定非営利活動法人などであり、助成対象経費は①換気機能付エアコンや換気扇・吸排気設備の設置工事、②飛沫感染防止や対人距離の確保のためのパーテーションやアクリル板などの内装・設備工事、③手洗い場の新設・増設工事、④空気清浄機、加湿器、サーキュレーターの購入など、である。助成率は、助成対象と認められる経費の3分の2以内(千円未満は切捨て)であり、その上限は内装・設備工事の実施や換気設備の設置の有無などによって、50万円、100万円、200万円のいずれかの金額となる。
申請から助成金支払いまでの流れは、まず申請者による交付申請、公社による書類審査を経て交付決定(助成対象となる経費等の決定)が行われる。その後、申請者による事業実施並びに実績報告(対象経費の支払完了報告)を経て、実績報告に基づく完了検査が行われた後に助成金額が確定し、支払手続きが行われる。申請受付期間は10月31日迄であり、電子申請・郵送のいずれかの方法による申請が可能。また、助成対象期間は令和5年1月31日までとなっている。
なお、詳細は中小企業振興公社のホームページ参照。