レターパック(ライト)の長所
Eメールやクラウドサービスの普及により、特にビジネスの世界において取引先に対して書類を郵送するケースは以前と比べて減少しているが、それでも紙媒体の書類を郵送するというケースは未だに多いと考えられる。
当事務所も決して例外ではなく、例えば各種契約書や個人情報が記載された文書など重要性の高い書類については、原則として配達記録が確認できる方法により送付している。この場合において、相当な分量であればゆうパック(又は民間事業者の宅配便サービス)を利用すれば問題ないが、そのボリュームが比較的少ない場合、当所では原則としてレターパック(速達扱い、相手先に手渡し)又はレターパックライト(相手先のポストに投函。以下「ライト」と呼ぶ)を利用しており、特にライトの方は利用価値が高いと実感している。
その長所としては、まず配達記録を確認できる点であり、万が一の郵便事故の際におけるリスク管理が可能である。次に、類似商品である特定記録郵便や書留と異なり、送付時にポスト投函で済ませることができ、わざわざ郵便局に行くまでの時間や受付窓口で要する手間をセーブできる。
続いて、普通郵便や特定記録郵便が土日に配達しないのに対して、レターパック及びライトはいずれも土日に配達される。さらに表向きには普通郵便とライトは同様の配達日数を要するとなっているが、私の経験上近隣地域であればポスト投函日の翌日に配達されており、これにより顧客へのスピーディーな対応が可能となる点は大きなメリットである。特に、昨年10月から普通郵便の到着日数が1日程度繰り下げられたことを考えた場合、例えば木曜日にポスト投函した場合の日数差は大きい。
最後に些細な事項ではあるが、料金面においてライトは370円(令和4年6月現在)であり、仮に150グラム超の書類を郵送する場合には特定記録郵便と比べてリーズナブルであり、かつ封筒や切手を用意する手間も省ける。他にも安全かつ利便性の高い民間事業所の商品はあるが、ビジネス・プライベート問わず様々な場面において利用可能な本商品の利便性は非常に高いと言える。