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国税庁が税理士試験結果を公表

 国税庁はこのほど、令和2年度(第70回)税理士試験結果を公表した。私が税理士試験に5科目合格したのが第60回であることから、それから既に10年が経過したわけであるが、受験者数の減少に歯止めがかからないことは誠に残念な限りである。また5科目合格者数についても、第60回は約千人であったと記憶しているが、今年は約650人とこちらも約35%減となっている。

 一方コロナ禍で行われた今年の試験は、受験生にとっては様々な面において例年以上に厳しい環境であったと考えられ、個人的には合格率が高ければ良いと願っていたが、その願いが通じたのか各科目の合格率は比較的高めであるという印象を受けた。

 例えば「簿記論」の合格率は22.6%であり、私の受験時と比べれば約10%、昨年度と比べても5%以上アップしている。多くの受験生が最初に受験すると思われるこの第一関門の合格率は、その後の受験戦略にも大きく影響する部分である。従って、やはり必修科目である「財務諸表論」も含めて約20%の合格率は、受験生にとってはプラス要因であると言えよう。また、第二関門となる選択必修科目「法人税法」の合格率が16.1%であったことも注目に値する。簿記論・財務諸表論の2科目合格者がここを突破すれば、いよいよ先の長かった受験生活の終わりが見えてくるという勝負科目であると個人的には考えている。

 なお、令和3年度の第71回税理士試験実施スケジュールについても公表されており、令和3年8月17日~19日の3日間に亘り実施される。詳細については、国税庁のホームページ参照。

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