社会保険労務士の新規登録入会研修①
私が新規登録入会研修に参加したのは8月20日(火)。この研修受講を経て、申請書類に不備がなければ9月1日に晴れて社労士登録という運びになる。
まず、研修会場である東京都社労士会の事務局は千代田区お茶ノ水にあり、私が居住する足立区からは比較的アクセスが良い上に、最寄り駅の東京メトロ・新お茶ノ水駅からは地下通路を歩いて徒歩1分で到着できる。ちなみに東京税理士会の事務局の最寄り駅はJR・千駄ヶ谷駅であり、極端にアクセスが悪いわけではないものの、千駄ヶ谷駅から数分歩く必要があるなど東京都社労士会と比べれば時間がかかる。
次に研修当日は、私が見た限りでは百数十名が出席しており、その人数の多さに驚いた。私と同様に7月中に事務指定講習の受講を修了し、その直後に登録申請というパターンが多いのだろう。おそらく他の月はここまで大人数にはならないのではないか。さらに意外であったことは、研修開始時刻は13時半からであったにもかかわらず、私が到着した13時過ぎには既に100名以上が着席していたことである。皆気合いが入っていたのか、或いは交通機関の乱れなど不測の事態を恐れて早めの行動を心掛けていたのか。いずれにしても他士業の研修ではなかなか見られない光景であるかもしれない。
また、参加者の年齢層はかなり幅広かった。多くは30~40代の会社員ではないかと思われたが、一方で私より年配の方も目立った。さらに特徴的な点としては、女性の割合が高かったことである。無論社労士試験の受験者や合格者に占める女性の割合を考えれば何ら不思議なことではないが、実際に目の当たりにすることで改めて実感した。おそらく他の士業と比べてもトップクラスであろう。
最後に印象に残っていることとしては、各座席には様々な資料が置かれていたが、そのボリュームが予想以上に多かったのでそれらを持ち帰るのがやや大変であった。具体的には、社会保険や労働保険の様式記載例に関する書籍や、各支部における支部活動の案内パンフレット、東京都社労士会の会則、関係団体の案内チラシ、など数十点に及んだ。税理士や中小企業診断士の場合にはこうした集合形式の本格的な義務研修はなかったと記憶しているので、かなりしっかりとした手厚い対応であると言えよう。