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足立区が「がんポータルサイト」を開設

 足立区では「がんポータルサイト」を開設し、がんを予防するための情報や治療法、治療と仕事を両立させるヒントなどに関する様々な情報を発信している。

 国立がん研究センターによると、日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっている。今後高齢化の更なる進展に伴い、がんの罹患者や死亡者が今後も増加することが見込まれている中、がんとともに暮らしていくためには予防と早期発見が不可欠である。こうした中、同ポータルサイトではがんの予防や医療に関する情報発信に加えて、同区が取り組むがん患者支援やがん啓発活動などについても紹介している。

 まず予防については、一定の区民を対象として胃・大腸・肺・前立腺など様々ながん検診を実施している。例えば男性の部位別死亡者数でトップの肺がん検診については40歳以上が対象であり、毎年1回胸部エックス線検査を自己負担800円で受けることができる。また、男女ともに部位別死亡者数の上位である胃がんの内視鏡検診については、50歳以上を対象として2年に1回受けることができ、私自身も一昨年と今年の2回受診している。加えて、がん検診を受診すると地元金融機関の定期預金金利が上乗せされるという優遇措置も継続して行われており、自身の健康管理と経済的メリットの双方の恩恵を享受することができる。

 次にがん患者支援については、がん患者に対するウィッグや胸部補整具の購入費用等を助成することで就労継続や社会参加等の促進を行う「アピアランスケア用品購入費用等助成事業」や、39歳以下のがん患者の方が、住み慣れた自宅で安心して療養生活を送ることができるように、居宅介護サービス等の利用費用の一部を助成する「若年がん患者在宅療養支援事業」に取り組んでいる。

 またがん啓発活動については、民間事業所と「がん対策に関する連携協定」を締結し、これまでがん検診の重要性に関するPR活動や受診券の申し込みから受診までのサポート、中学生向けのがんに関わる学習プログラムなどを連携して実施している。さらに、10月のピンクリボン(乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的として行われる活動)月間に併せて、今年度はこれまでの「乳がんの早期発見・早期治療」と、新たに「がんとの共生」をテーマとして、10月18日(土)~19日(日)の2日間に亘って「ピンクリボンあだち」を開催する。

 なお、詳細は足立区のホームページを参照。

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