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定期健康診断やがん検診の重要性

 先日、協会けんぽが指定する医療機関で受診した定期健康診断の結果通知書を確認したところ、胃のバリウム検査で異常ありとの所見であった。最近は食後にやや胃が痛んだり違和感を覚えることもあったが、特段強い症状ではなく日常生活にも支障はなかったので、その結果は全くの想定外であった。いずれにしても、血液検査以外で異常との診断を受けたのは人生初であったのでかなり動揺したが、気を取り直してその数日後に別の医療機関で胃カメラ検査を受けた。

 ちなみに、胃カメラ検査を受けたのは4年ぶりであり、前回検査後に喉の痛みに苦しめられた記憶から、親族や病院長の勧めもあって今回は鼻からカメラを入れる方式を選択。確かに口から挿入する方式に比べれば苦しさは半減し、検査後も前回感じたほどの痛みや違和感はなかったので、鼻方式を選択して正解であった。そして肝心の検査結果は、小さなポリープが2個あったものの切除する必要はなく、かつ悪性になる可能性も低いため、今後は2年毎に検査すれば問題なしとの診断を聞いてほっと一安心。数日間に亘って襲われていた憂鬱な気分が一気に晴れるとともに、やはり定期的かつ迅速に検査を受けることは健康管理上極めて重要であると感じた。

 さて、かなり前置きが長くなったが、近年自治体などではこうした健康診断の受診を積極的に推奨しており、特に私が居住する足立区では、自覚症状がないうちに定期的に検診を受けて早期発見・早期治療に努めるよう、がん検診の受診も積極的に勧めている。同区のがん検診メニューは多岐に亘り、肺がん・大腸がん・乳がん検診など7種類のメニューがある。特に注目すべきは胃がん内視鏡検診であり、50歳以上の区民を対象として2年度に1回受診することができ、自己負担金は僅か2千円である。胃がんは部位別がん死亡数で常に上位に位置し、また10年後の生存率について初期の1期では90%前後と高いものの、進行した4期では1割前後にとどまっており、その早期発見が極めて重要である中にあって、同制度は区民の健康管理に大いに資するものと言えよう。

 さらに、自治体や医療機関以外の事業所もがん検診の受診を推奨している。例えば足立区の地場金融機関である足立成和信用金庫では、その受診者に対して定期預金の金利を上乗せするサービスを継続的に実施している。日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっている中にあって、各個人が定期的な健康診断やがん検診の受診を通じて積極的に健康管理に努めていく必要があろう。

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