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税理士試験受験後の過ごし方①

 令和7年の税理士試験は、8月5日(火)~7日(木)の3日間に亘って行われ、現在は各受験生ともに無事受験を終えたことにほっとしていると同時に、合否に関する不安を強く感じているのではないかと思われる。かく言う私自身も例外ではなく、4年間で10科目受験した中で合格確実の手応えを感じたことはほとんどなく、毎年のようにネットで受験予備校が公表する解答速報や合格ラインの発表に一喜一憂していたことを今でも鮮明に記憶している。

 税理士試験の場合、8月中は受験のことを忘れて充実した余暇を過ごし、9月以降は新しい科目や不合格が確実視される受験科目の復習を進めることが理想的なのだろうが、実際にはなかなか思うように動けないのが現実である。その理由の一つは、受験予備校を利用してある程度しっかり学習を進めてきた受験生については、前述の私のように合否のボーダーライン上にいることが多いため、合格又は不合格の見切りが難しいためである。この場合、合否が気になって勉強が手につかず、合格発表日まで合格ラインに関する様々なインターネット情報を見ることに徒に時間を費やし、結局何もしないまま日々を過ごしてしまうことになりかねない。では現実問題としてどうすれば良いのか。

 この悩みに関する回答としては、まず受験日から合格発表日までを余暇期間と位置付けて勉強から完全に離れるという思考がある。例えば子供時代に毎年夏休みの宿題を8月下旬に着手して2学期の始業式までに終えられるようなタイプ、つまり受験直前期の追込みスパート型の学習を得意とする場合には有効であろう。人間は機械ではないので、1年中勉強漬けの日々を送ることは心身にとって決して良いことではない。個人的にこの思考を実行に移したことはないが、このタイプで合格している方は正直羨ましいと感じる。

 2つ目の考え方は、これまで私が取ってきたような「メインは余暇、サブが勉強と位置付け、合格発表日までに少しだけ学習を進めておく」という方法である。特に再受験科目については初学者に追いつかれないように基礎論点だけは固めておき、直前期に基礎論点の理解が不安定にならないことに最も注意を払った。そしてこの考え方が、これまで2回目の受験で合格を勝ち取った実績が多いことの大きな要因であると考えている。端的に言えば、過度なストレスを抱えないことを前提とし、完全に勉強から離れないということである。

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