東京都が感染拡大防止協力金の申請受付を開始
東京都ではこのほど、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、都の要請に応じて営業時間の短縮に全面的に協力している中小の飲食事業者等に対して協力金(20万円)を支給する「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金」の申請受付を開始した。
都では4~5月の緊急事態宣言発令期間中においても、一定の要件を満たす事業者に対して「感染拡大防止協力金」や「理美容事業者の自主休業に係る給付金」を支給し、感染拡大防止に向けた取り組みを進めてきたが、今般都内における感染者急増を受けて更なる措置を講じているところである。
主な対象要件は、①都の営業時間短縮要請を受けた、酒類の提供を伴う飲食店及びカラオケ店を運営する中小企業や個人事業主等であること、②令和2年8月3日から31日までの間において、22時から翌朝5時までの夜間時間帯に営業を行っていた事業者が、5時から22時までの間に営業時間を短縮すること、③事業者向け東京都感染拡大防止ガイドラインを遵守し、「感染防止徹底宣言ステッカー」を店舗等の目立つ場所に掲示すること、などである。留意点としては、酒類の提供を行っていない飲食店について営業時間の制限はない一方、酒類の提供を行っている飲食店の場合には、酒類の提供のみ22時までに短縮すれば良いわけではなく、営業時間自体を22時までにする必要がある。またカラオケ店の場合には、酒類の提供を行っていない場合であっても要請対象となる。
ちなみに、本要請については9月15日まで延長されており、これに応じた事業者に対しては別途協力金15万円が支給される予定である(別途申請が必要)。なお、詳細については東京都のホームページ参照。