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税理士業務

確定申告無料相談における主な相談テーマ

 今年も例年通り、毎年2月に実施される「税理士による確定申告無料相談会」に1日従事した。これまで10年以上に亘って従事してきた本相談会で寄せられる相談内容は多岐に亘り、年によっては複雑な内容もあったが(現在私の担当会場では、不動産・株式の譲渡所得や住宅ローン控除に関する相談などは対象外)、今年は比較的シンプルな内容が多かったと記憶している。また、昨年の課題であったパソコン操作についても、今年は昨年の反省を踏まえて事前に操作方法を予習したので、操作面で迷うことはほとんどなかった。

 相談テーマの中では、やはり①給与を2か所以上から受給している場合、②給与収入と年金収入の双方を受給している場合、の還付申告が全体の大部分を占めているものと考えられる。コロナ禍で副業従事が関心を集め、多様なワークスタイルが登場し、或いは定年引上げに伴って高年齢ワーカーが増加する中にあって、今後これらの相談を目的として相談会に足を運ぶ納税者は年々増加するかもしれない。

 また、上記に加えて満期保険金や個人年金などに関するテーマが絡むケースもある。保険会社からの入金については、その内容によって一時所得・雑所得のどちらかに区分され、それぞれ課税所得の計算方法が異なるので、持参書類等を確認しながら特に丁寧な処理が求められる。さらに、最近は不動産所得に関する相談も増加していると感じる。これまでは自力又は税理士に依頼していたが、今後は本相談会を活用しようと考えて足を運んだのかもしれないし、或いは相続で賃貸不動産を取得したものの、これまで確定申告とは全く縁がなかったため、どうして良いかわからずにとりあえず相談会場に来たというケースも十分考えられる。不動産所得の場合、固定資産の減価償却関連や修繕費と資本的支出の判定が最大のネックになると考えられるが、大きな支出がない年の場合、慣れれば要領よく自力で作成することは決して困難ではないかもしれない。

 所定欄への押印や受付票のチェックなど、相談対応以外で留意しなければならない事務処理も幾つかあることから、一層集中して業務に臨んでいく必要があるため終了後は結構疲れるが(しかも相談会場が非常に寒いので、年によっては体調不良になることもあった)、今後もしっかり対応していきたい。

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