経済産業省が全国地域ブランド総選挙を開催
経済産業省は、地域団体商標制度の活用を通じた地域ブランドの魅力のPRや地域経済の活性化を目的として、「全国地域ブランド総選挙」を開催する。
新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、地域経済を取り巻く環境は極めて深刻な状況下にある。実際、その影響を受けて倒産したとみられる企業は約半年間で500社に達し、解雇者数は非正規雇用者を中心に累計で5万人を超えている。こうした中同省では、地元の学生が地域団体商標権者等への取材を通じて知り得た地域商品やサービスの魅力をSNS上で発信するとともに、今後の新商品や新ビジネスのアイデア、PR方策等を競い合うコンテストを実施する。
まず、今月22日には全国地域ブランド総選挙に参加する合計16の団体・学生が一同に集まるオリエンテーションをオンラインで開催。オリエンテーション後には学生が取材活動やビジネスプランの作成を円滑に進めることができるよう、地域ブランドの専門家によるセミナーや、学生達によるワークショップ、活動テーマの発表等が行われる。
また、9月下旬以降は学生による参加団体への取材を行い、10月からは学生による取材で得られた地域ブランドの魅力をSNSで発信していく。続いて、12月に開催される地区代表決定戦では、SNSにおける発信の内容、新商品や新ビジネスのアイデア等をもとにした審査により、決勝戦に進む参加団体と学生のチームを9チーム程度決定し、さらに来年2月に予定されている決勝戦では各チームがプレゼンテーションを行い、その内容により各賞の受賞チームを決定する。
なお、詳細については経済産業省のホームページ参照。