足立区がPayPayを利用したプレミアム商品券の販売を開始
足立区はこのほど、キャッシュレス決済アプリ「PayPay」を使ったプレミアム商品券の販売を開始した。
同区のプレミアム商品券事業については、今夏に足立区商店街振興組合連合会が実施しているが(詳細は令和7年7月5日付け記事「足立区商店街振興組合連合会がプレミアム商品券の購入申込みを受付中」を参照)、今回はPayPayアプリを利用したデジタル商品券のみが発行され、紙商品券は販売されない。
まず販売対象者は、足立区内に住民登録のある12歳以上の者であり、対象店舗は足立区内のPayPay加盟店舗(大手事業者は除く、足立区が指定した店舗)。次に販売券種は、対象店舗全店で使用できる足立区全対象店舗共通券(A券)と、従業員数1,000人未満の事業者の店舗でのみ使用可能な足立区一般商店専用券(B券)であり、1口5,200円分(A券2,600円、B券2,600円)利用可能なプレミアム商品券が4,000円で販売され、本人確認済みのPayPayアプリユーザー1人につき10口まで購入可能(最大52,000円分を40,000円で販売)。さらに、本商品券は購入後からすぐに使用可能であり、使用期限は令和8年3月10日(火)迄である。
使用上の留意点としては、今回はあらかじめPayPayアプリのダウンロードや本人確認を済ませておく必要があるため、これまでPayPayの利用経験がない場合にはまずこれらの作業が必要となる。この点に関しては、スマホやキャッシュレス決済に不慣れな方向けの常設サポート窓口が同区役所や地域学習センターに設置されているため、必要に応じてこうした窓口を活用することでスムーズな対応が可能になるだろう。
次に、商店街振興や地域活性化にとってA券とB券の区分は不可欠であるが、随分前の記事でも触れている通り、個人的にはB券を使い切れずに3月になってから駆け込み利用を余儀なくされる可能性を懸念している。この点については、利用可能店舗をしっかり確認した上で計画的な利用を行っていくことに尽きるだろう。最後に、購入上限は10口迄であるが、購入は1度だけであり複数回に分けて購入することはできない。従って、前述のB券の使い残し問題にも関連するが、使用可能期間内に利用可能な口数を申し込むことが好ましい。
なお、詳細は足立区のホームページを参照。






