1. HOME
  2. ニュース
  3. 足立区が実施する給付型奨学金制度

NEWS

お知らせ

地域情報

足立区が実施する給付型奨学金制度

 先日朝日新聞の社会面を読んでいたら、「足立区で最大3600万円の給付型奨学金、応募12倍超に」と題する比較的大きな記事を目にした。無論これまでも全国紙に足立区に関する記事が載るケースは時々あったが、残念ながら事件や事故が同区内で発生したというネガティブな内容が大部分を占めていたと記憶している。しかし本件は、奨学金制度としては全国でもほとんど例がないほど高額な給付型奨学金という非常に前向きな内容であり、かつ同区がこうした事業を行っていることを全く知らなかったので、気になって同区のホームページを調べてみた。

 まず、募集自体は1~2月、3~4月の2期にかけて行われており、給付対象は入学料・授業料・施設整備費の全額。給付上限額は、私立医科・歯科系大学等では入学料162万、授業料及び施設整備費が年額573万円、上記以外の大学等では入学料が38万円、授業料及び施設整備費は年額198万円となっている。ちなみに、上記タイトルの最大3600万円は、私立医科大学の入学料162万円+授業料等の573万円×6年間の合計額であると推測される。

 応募に当たっては、①申込み時までの成績が5段階評価で平均4.0以上、②世帯年収が基準(年収目安は4人世帯で800万円)以下、③奨学金を受けようとする者の生計維持者が、申請日において足立区内に直近3年以上居住していること、などの要件を全て満たす必要があり、書類・面談による選考や足立区育英資金審議会による審議を経て最終的な奨学生が決定される。冒頭にも触れた通り、非常に高額な奨学金制度であることから大きな注目を集めているようであり、新聞記事によれば第2期の定員20名に対して応募は248名に上ったとのことである。

 令和5年度分の募集は第2期をもって終了したが、令和6年度給付開始分は、今年7月以降募集を予定している。

 なお、詳細は足立区のホームページ参照。

最新記事

料金プラン(法人)

料金プラン(個人)

料金プラン(法人・個人)