足立区に対するイメージ調査結果を公表
足立区はこのほど、令和4年度足立区に対するイメージ調査結果を公表した。
本調査は、足立区外に向けた効果的なプロモーション戦略を展開し、根強く残る足立区のマイナスイメージからプラスイメージへの転換を図るとともに、区外に向けたシティプロモーションの効果を検証することを目的として、昨年度に引き続き実施している。令和4年度は、本調査のこれまでの結果等を踏まえ、区外に向けた広報・メディア戦略を策定し、現状約2割にとどまっている同区に良いイメージを持つ区外在住者の割合を、区制100周年となる令和14年度までに5割に高めることを目標として、これまで以上に戦略的なシティプロモーションを展開している。
まず足立区のイメージについては、「良い」が約4分の1、「悪い」が半数以上ではあるが、前年調査に比べてやや改善された。また、「良い」の上位3項目は、①緑・公園・水辺などの自然環境、②買い物が便利、③交通の便利さ、であり、逆に「悪い」の上位3項目は、①治安の良さ、②世間の評判、③足立区のイメージ、となっている。
続いて、足立区への訪問経験がある人はない人と比べて、上記で「悪い」の上位3項目に挙げられていたいずれについても「良い」と捉える傾向にあり、訪問経験がない人はメディアによって悪い印象を得る傾向にあることが示された。さらに、メディアで見聞きした情報で最も興味を持った内容は、グルメ情報が全体の半数を占め、また街の情報や暮らしの情報なども上位にランクしており、同区に対する今後の期待の高さを窺わせる結果となっている。
数十年間足立区に居住している住民の一人としては、足立区のイメージが未だに芳しくないことは大変残念であるが、一方で過去に同区内で起こった様々な事件のことなどを思えば、やむをえない結果であるとも考えている。こうした悪しきイメージを払しょくすることは一朝一夕にはいかないので、行政・関係機関・NPO・住民などが一丸となってその改善を図っていくことが強く求められる。
なお、詳細は足立区のホームページ参照。