足立区が糖尿病予防に向けて「ベジ+ちょこ活」を推進
足立区は、11月14日の世界糖尿病デーにちなみ11月を糖尿病月間と定め、現在「ベジ+ちょこ活」の推進をはじめ様々な取り組みを実施している。
同区が実施した令和6年度の健診結果によると、18~39歳の足立区民の約4人に1人は糖尿病予備軍であり、同区では糖尿病予防に有効な対策である「ベジ+ちょこ活」を習慣づけることで、今から健康な身体を作ることを呼びかけている。「ベジ」はベジタブルの略であり、野菜には食物繊維などの身体に良い栄養素が豊富に含まれており、血糖値の急上昇を抑えたり、食べ過ぎや肥満を防止する効果があることから、「外食では野菜を使ったメニューを選ぶ」「惣菜と一緒にカット野菜を食べる」など、忙しい日もなるべく3食野菜を食べる習慣をつけることが糖尿病予防に有効であるとしている。こうした取り組みを促進するため、同区内に約940店舗ある「ベジタベライフ協力店」では、野菜たっぷりメニューやベジ・ファーストメニューの提供、野菜や野菜の惣菜の販売など、野菜を食べやすい環境づくりに協力している。また、大学の子ども食堂を運営する学生と大手スーパー、足立区がコラボして弁当を商品化し、今月から東武ストア全店舗で販売を行っている。
次に、「ちょこ活」とは、日常生活の中でちょこっと多く身体を動かすことであり、ちょこ活を意識することで、運動する時間がなくても運動量を増やすことができるため、まずはいつもよりプラス5分多く動くことを目標に始めてみることを呼び掛けている。具体的には、①座りっぱなしを防ぐために30分に1回は立ち上がって動く、②歩くときはいつもより歩幅を広げて早歩きしたり、いつもより少し遠回りする、③仕事中は座ったまま足踏みや肩回しする、④家の中では歯みがきやドライヤーをしながら、テレビやスマホを見ながら軽く動く、などであり、いずれも大きな身体的負担をかけることなく手軽に行うことができる。私自身も終日デスクワークで座りっぱなしという日が多いので、特に①や③はさらに強く意識していきたいと考えている。
この他、a)推定野菜摂取量や筋肉・体脂肪量を測定するベジチェック&体組成測定会、b)口の機能測定や「ちゅうりっぷ体操」などの体験ブースの設置、c)今年4月にオープンした「すこやかプラザあだち」での健康チェック機器体験、d)食事や運動をテーマにした健康講座、など様々なイベントを実施している。
なお、詳細は足立区のホームページを参照。






