2018年版中小企業白書等を公表(中小企業庁)
中小企業庁はこのほど、2018年版「中小企業白書」並びに「小規模企業白書」を公表した。
中小企業白書の第1部では、最近の中小企業の動向について、中小企業の経常利益は過去最高水準にあり、景況感も改善傾向であること等を示すとともに、中小企業の労働生産性や経営の在り方等について分析を行っている。
一方第2部では、人手不足の現状を分析した上で、業務プロセスの見直し、人材活用面の工夫、IT利活用、設備投資、M&Aを中心とする事業再編・統合など、中小企業の生産性向上に向けた様々な取り組みについて取り上げている。
さらに、小規模企業白書では、地域課題に対応しながら成長する小規模事業者やいわゆるフリーランス等の「新しい働き方」としての小規模事業者について事例を取り上げるとともに、小規模事業者が生産性向上を図る上で、支援機関による伴走型支援や支援機関間の連携が重要であるとした上で、そうした動きに関する事例紹介も行っている。
なお、詳細については中小企業庁のホームページ参照。